建物や必要箇所に合わせて設計される建築金物の役割を紹介
建築金物は
建築金物は、建築に関係ない人や知識のない人にとっては、どのような役割がある部品なのか、よくわからないものかもしれません。
住宅の中に使われている建築金物は、柱や梁など、建物の基礎に使われていることも多く、見えない部分に設置されているため、見たことがない人も多いでしょう。
しかし、建築金物は、建物を支える大きな役割を担っています。建物を支えるように設計されていることが多く、必要に応じた製品が選ばれ、加工されるのです。
また、建物の強度を高めるために施工され、専門の技術を必要とするものでもあります。
建築金物の種類には、さまざまなものがあります。建物の基礎や構造に関わっている建築金物や、建物の機能をより使いやすく便利にするために取り付けられる建築金物もあります。
加えて、既製品で対応できるものがなければ、建築金物が必要な箇所に合わせて設計されることも多いです。
今回は、建物を支える存在である建築金物がどのようなものであるのかをわかりやすく解説します。
見える部分では
建築金物は、見える部分に使われるものだけではありません。柱や梁など、建物の基礎部分に使われる建築金物は、建物が完成してしまえば見えません。
また、床下などに使われる建築金物もあります。見えない部分に使われる建築金物は多いため、実際に建物に暮らしている人でも、どのような建築金物が使われているのか把握していないことも少なくありません。
これに対して、見える部分に使われる建築金物もあります。
家具を支えるものや、階段の手すりなども実は、建築金物の1つなのです。
見える部分に使われる建築金物は、機能性に優れるだけではなく、デザインなど見た目も良い設計のものが求められます。
暮らしをさまざまな角度から支えるものとして設計されるのが、建築金物なのです。
既製品にないときは
必要な建築金物が必ず流通しているとは限りません。
暮らしに必要なものがそれぞれ異なるように、建物の形は異なります。また暮らす人が求めるものもそれぞれ違うのです。しかし、建物には建築金物が欠かせないことがほとんどです。
そのため、それぞれの建物や求めるものに対応する建築金物がないときには、必要に応じた建築金物が設計されます。
つまり、既製品のなかに必要な建築金物がないときには、建物や必要な箇所に応じて設計された建築金物を製作するというわけです。
建築金物を設計するときには、どのような建物であるかに加えて、補強の必要がある箇所や、補強内容を把握していなければなりません。
必要なものを提案
建築金物の設計に必要なものは、建築や建築金物の知識だけではありません。
お客さまがどのような暮らしをしているかを把握し、適した建築金物を提案する必要があります。また、デザインや使い勝手も考慮した建築金物でなければなりません。
従来の建築金物の知識は必要ですが、固定された考え方にとらわれることなく、それぞれのお客さまが求めている建築金物を設計し、提案することが大切です。
そのため、お客さまとのコミニュケーションは欠かさないようにしましょう。
お客さまとのコミニュケーションのなかでは、必要な建築金物を提案することも大切です。
依頼主の希望を叶えることはもちろん大切ですが、ほかに良い方法や設計があるときや、希望するものが建物の補強にそぐわない場合などは、最も良い方法を提案することも重要です。
お客さまにとって良い方法を提案することで、信頼関係を築けるのです。
最も必要なこと
建築金物は建物と暮らしの安全のために設置されます。つまり建築金物の設計はまず、安全をどのように確保できるかを考えなければなりません。
建物の構造を理解し、暮らす人や使い勝手、デザインを考慮することはもちろん大切ですが、これらは、安全が確保されることで実現します。
そのため、建築金物を取り付けるときには、金属の特性を理解しなければなりません。
また、建築金物を設置する作業での安全も大切なことの1つです。
特に建築金物の設置が高所になるときには、転落や部材の落下などに気をつけましょう。また、設計された建築金物であるときには、どのような方法が適した設置であるかを検討してから作業を行うことが大切です。
専門の知識
建築金物の設計や設置には、専門の知識や技術が必要不可欠です。加えて、さまざまな建築金物を取り扱ってきた経験も必要となります。そのため、建築金物を取り扱うときには、常に新しい技術や知識を得ることを心がけましょう。
設計された製品に関する知識を持っていなければ、適切な施工ができません。また、不具合が発生したときに気づけず、調整ができなくなってしまいます。
加えて、依頼主がどのような建築金物を求めているのかを把握する必要があります。
建築金物に必要な知識は、建物の耐久性や安全性などにまで及び、幅広い建築金物の設計や設置に必要なのです。
さまざまなスキル
建築金物の設計や設置には、建物や金属の特性を理解するだけではなく、どのように建築が進められていくかを把握することも大切です。
設計図に合わせて、建築金物を設置する場所や必要な強度を確認しなければなりません。また、作業がどのように進められているかを把握し、スケジュールに合わせて建築金物を用意する必要があります。
そのため、建築金物の設計や設置には、設計図やスケジュールを把握するための専門の知識が欠かせません。
加えて、実際に作業しているさまざまな分野の人とのコミュニケーション能力も必要なスキルの1つです。
まとめ
建物の部材を補強し、安全な暮らしを守るために設置される建築金物。
見えない部分に設置されることも多いため、建築金物を見たことがない人も多いでしょう。
必要な建築金物は、既製品のなかにあるとは限りません。既製品のなかに必要な建築金物がないときは、求める形に応じて設計され製作されます。
建築金物の設計や設置には、専門の知識が欠かせません。また、建築金物の設計や設置をするときには、依頼主が何を求めているかを把握するスキルも大切です。
依頼主や作業現場とのコミュニケーションを欠かさず、建物に合わせた安全な建築金物を設計し設置するようにしましょう。
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